インプラント治療を成功させるための
5つのポイント

患者さんの歯の健康を第一に考えた
インプラント治療を提供していること

インプラントの良いところは、他の歯を抜いたり、傷つけたりせずに、新しい歯となるインプラントを失った歯の代わりに入れるだけで治療できるところです。しかし、治療法や使用するインプラントによっては、健康な歯を抜いたり、歯や口内を傷つけたりする恐れがあります。

健康な歯を抜く場合がある治療法には、オールオンフォーがあります。オールオンフォーは、総入れ歯やほとんど歯がない患者さんに向けた治療法で、すべての歯(14本)を4本の純チタンインプラントで支える治療法です。オールオンフォーでは、患者さんご自身の歯が1本でも残っていると治療できないため健康な歯でも抜く必要があります。

当院では、多くの歯をインプラントにする場合、「1日総インプラント」という治療法で行います。この治療法は、すべての歯をインプラントにする場合でも、1日で手術から、歯の装着までを行います。オールオンフォーと大 きく違うところは、健康な歯を残したまま治療できるところです。歯がないところにだけインプラントを入れられるため、健康な歯を抜くことがありません。

オールオンフォーの欠点
当院の1日総インプラントの特長

歯や口内を傷つける恐れがあるインプラントには、純チタンインプラントがあります。純チタンインプラントは、インプラント治療を行う多くの歯医者で使われている主流のインプラントです。骨との結合性が高いと言われているインプラントですが、骨とインプラントが早期に結合しない、きれいにくっつかないという問題があります。そのため、純チタンインプラントでは、インプラントを深く埋入して固定させます。しかし、埋入が深くなると、神経や血管を傷つける恐れが あるので危険です。

当院で使用しているインプラントは、骨との親和性が非常に高い「HAインプラント」です。 特徴は、骨と結合するスピードが早いことです。骨とインプラントが結合する部分が、骨と同じ成分でできているインプラントなので、骨とインプラントがきれいにくっつきます。

一般的に使用されている純チタンインプラントの欠点
当院で使用しているHAインプラントの特徴

あごの骨が少ない場合、これまでは、腰などの骨を移植するサイナスリフト、ソケットリフトという治療法でインプラントを埋入していました。これらの治療法は、骨の移植手術をするので時間がかかる上、費用も高くなります。
HAインプラントだと、移植手術をする必要がありません。骨との親和性が非常に高いインプラントなので、骨が少なくても骨誘導が働くことで骨の組織が増加してくる(骨が再生してくる)からです。

インプラント治療を担当する執刀医が
相談をお受けしていること

患者さんからお受けする相談には次のようなものがあります。

「低価格のインプラントでも安全ですか?」
「歯がほとんどないのですがインプラントにできますか?」
「治療にはどれくらいの期間がかかりますか?」
「インプラントはどれぐらいもちますか?」「手術が怖くて不安なのですが ・ ・ ・ 」

これらの質問すべてに適切にお答えするには、執刀医が相談をお受けすることが大事です。当院では治療の相談を、インプラントの手術から術後のメンテナンスまでを行う執刀医がお受けしています。ただ、相談したくても、「お医者さんを目の前にすると身構えてしまう」という患者さんもいらっしゃいます。これだと、抱えている悩みや不安を言いたくても言えません。 そのため、当院では、最初の相談はインプラント治療の経験がある歯科衛生士または歯科助手がお受けするようにしています。どんなに些細だと思われることでも、遠慮なく、すべてお聞かせください。納得がいくまで、ご説明させていただきます。

執刀医が手術後のメンテナンスを
行っていること

患者さんからお受けする相談には次のようなものがあります。

メンテナンスは、患者さんの歯になったインプラントと、患者さん自らの歯の健康を長く維持し続けるために行います。メンテナンス次第で、インプラントの寿命が変わりますので、手術後も定期的なメンテナンスをおすすめしています。
メンテナンスでは、次のことを行います。

  • インプラントが正常に機能しているかのチェック
  • 口内全般(虫歯、歯周病など)の状態チェック・インプラントおよび口内全体のクリーニング
  • 噛み合わせのチェックおよび調整

メンテナンスは術後のケアをすることが目的です。そのため、口内の状態を誰よりも理解している執刀医が行うのが理想です。当院では、執刀医が必ず担当します。

歯の悩み全般において対応できる技術を
もつ医師が手術をしていること

患者さんに最適なインプラント治療を提供するには、お口の状態を医師が隅々まで理解しておく必要があります。歯と歯の噛み合わせや、歯茎と歯肉の状態など。また、ご自身の歯とのバランスを考えた上での審美性を考えることも大事です。医師は、これらすべてを考慮した上での治療を提供しなければなりません。こうした治療を提供するには、インプラントだけを専門に行っている医師では不十分です。虫歯治療や矯正治療など、歯科治療全般においての総合的な治療を提供している医師こそが望ましいと言えます。

細菌による感染を防ぐことを
目的とした滅菌体制づくりをしていること

外科手術と同等の手術を行うインプラント治療では、細菌の感染を防ぐ体制づくりには、完璧を求めなければなりません。この体制づくりのために、医院が行うべきことは次の3つです。

インプラント専用手術室を用意していること

一般治療の部屋には、歯や入れ歯を削った粉塵が舞っています。インプラント治療の手術室を完全に分離することで、こうした細菌の出入りを防ぐことができます。

治療で使う道具をすべて滅菌処理していること

患者さんに触れる可能性がある器具は、すべて滅菌器で滅菌対策をしています。
滅菌は、高圧蒸気滅菌で完全滅菌を行っています。

滅菌器で滅菌処理した道具
滅菌器

滅菌器により滅菌処理できないところまで、
滅菌対策をしていること

滅菌器で滅菌処理できない器具は、アルミホイルで巻いて滅菌しています。

オペ室内すべてにおいて、完全滅菌を徹底しています
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