
歯医者の麻酔が痛い理由
歯医者の麻酔は、歯茎の骨に薬を注射し、骨に薬を染み込ませます。
歯医者の麻酔で痛みを感じるタイミングは3回あります。
1回目は、注射の針を骨に刺すときです。
2回目は、骨に薬を入れるときです。骨は非常に硬い部位なので、注射をするときに強い力が必要です。その圧力によって、より強い痛みを感じます。
3回目は、薬が骨に入ったあとです。お口の中は敏感なので、薬と体温の温度差が大きいと、薬が骨に入ったあと、「冷たい」という感覚を通り越して、「痛い」と感じます。
これら3つのタイミングで起きることの対策をすることで、麻酔の痛みを抑えることができます。
当院の麻酔が痛くない理由
当院は、麻酔で痛みを感じる3回のタイミング、すべてに対して対策をしています。
注射の針を刺すときの痛みを軽減するためにしていることは2つあります。1つ目は、超極細針を使用していることです。市販されている針の中では最も細い33Gという針を使用しています。2つ目は、針を刺す部分の歯肉に塗り薬を塗っていることです。塗り薬を塗ることで、歯茎の表面に麻酔がかかります。
骨に薬を入れるときの圧力による痛みの対策については、電動麻酔注射器を使っています。電動麻酔注射器を使うと、薬を入れる圧力を一定に保てるので、痛みを抑えることができます。
薬と体温の温度差による痛みについては、麻酔薬ウォーマーという器具を使っています。この器具と使うと、薬の温度を体温と同じ37℃程度で温めることができるので、温度差による痛みを抑えられます。
他の医院が麻酔の痛みを抑えるための対策を完全できない理由
麻酔の痛みを感じるタイミングは3回あるので、痛みを抑えるための対策を完全にしようとすると、それぞれのタイミングに適した対策をしなければなりません。
歯茎の表面に塗り薬を塗る、電動麻酔注射器を導入など、一部の対策をしている歯医者は少なくはないのですが、すべての対策を行なっている歯医者はほとんどいません。理由は、非常に時間・手間とコストがかかるからです。歯茎の表面に塗り薬を塗り、電動麻酔注射器で薬を入れる方法だと、痛みは抑えられるのですが、時間がかかってしまいます。これだと、1件でも多くの症例を増やしたい歯医者にとっては望ましくありません。電動麻酔注射器や麻酔薬ウォーマーを導入しようとするとコストがかかります。また、超極細針は扱いが非常に難しいため、技術がない医師は敬遠しがちです。
麻酔治療について、不安がありましたら、お気軽にご相談ください。
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